スト6 キャミィ攻略 kojo_sob

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ガン攻め雑魚死キャミィを脱却する「唯一の」方法

この記事は、前記事”ガン攻め”キャミィが弱い理由 - キャミィ攻略 kojo_sob の続きになります

前回の記事でガン攻めキャミィが弱い理由を説明しましたが、今回はそこから如何に脱却するかを書きます

 

まず初めに、なぜ心の中では弱い行動と知りつつ突っ込んでしまうのか、そしてなぜ強い人は安易に突っ込まないのかについて考えます

これが前回の冒頭に書いた「ガン攻めのようで攻めになってない」に繋がります

「強い人は戦う相手も強い、だから甘え行動が通用しないから突っ込まない」

確かにこれは大いにあります。しかしこの文章を読んでいる人は自分のランク帯でも”ガン攻め”行動が通用しなくなってきたことを感じているからこそこの記事を開いたはずです

なのになぜ突っ込んでしまうのか

答えは、あなたがその距離・その状況において他にとるべき行動を知らないからです

 

あなたが攻めたがりだからとか、忍耐力が無いからだとか、そういった感情論は全く関係なく、純粋に他に何をすべきかの知識が無いから(もしくは知識として知ってても手が覚えてないせいでその瞬間に選択肢として出てこないから)、突っ込んでしまうのです

それはリプレイを見てて分かります

 

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 これくらいの距離で対峙してる時点で、もう「自分が何をしたらいいのか」が分かってないのが伝わってきます

「自分は何をすべきか分からない、でも相手は何をすべきか知ってそうな気がする(もしくは弾・突進・設置技など具体的な手段を持っている)、そして相手から何が飛んでくるのか分からない。怖い」→この距離にいるとどんどん不利になる気がする→指が勝手に動いて突っ込んでしまう

という感じがありありと出てます(特に試合終盤)

つまり、攻めてるのではなく、逃げてるんです

「何をしたらいいか分からない位置」から「何をすべきかそれなりに分かる位置(=こっちの手足が相手に届く位置)」に逃げてるのが”ガン攻め”キャミィの正体です

まずはここの認識が大切です

 

だから「突っ込むな」「待て」というアドバイスはゴミなんです

たとえ突っ込むのをやめて待つ時間を増やしても、他に有効な行動を知らないままでは待ってるだけでどんどん状況は不利になり、そして試合の中終盤にどうせ突っ込むことになります

攻めるべきか待ちを増やすべきかと自身のプレイスタイル()について悩んでるのは、「攻めっ気」などと形容される感情のダイヤルを攻め側待ち側にカチカチ微調整してベストな位置を探す作業をしてるだけで、手持ちの武器は全く増えません

仮にその微調整が完璧に上手く行って一時的にLPが増えたとしてもすぐに限界が来ます

新しいことを覚えれば覚えるほど、身につければ身につけるほどどんどん成長できる時期なのに、攻めと待ちの感情のダイヤルをカチカチする作業に時間を消費して今の手持ちの武器だけで勝とうとするのは本当にもったいないことです

ということで、記事のタイトルである「ガン攻め雑魚死キャミィを脱却する唯一の方法」は、その距離・その状況でできる他の選択肢を覚えることです

他の選択肢が身につけば、上記の「何をすべきか分からない~」から始まる負のループから脱却することができ、自然と突っ込む回数は減っていくはずです

(ちなみに、その「突っ込むな」「待て」というアドバイスをする人自体をゴミだとは全く思ってません。”ガン攻め”キャミィのリプレイを見て敗因を考えるなら、間違いなく「突っ込みすぎて被弾している」となるはずなので、その指摘自体は正しいことを言っていると思います)

 

こういうと、「そんなこと言われなくても分かってる」「それができれば苦労しない」と思うかもしれません

しかし、「これが唯一の方法である」ことが分かることが大事なんです

これを読んだ瞬間から、「もっと待つことを覚えなきゃ」「いや攻めたほうが勝てるな」などという抽象的で精神的な考えは捨てて、「立ち回りの選択肢を覚える・増やす」という具体的で物理的な方向に成長の指針を向けましょう

 

さて、じゃあその選択肢とは何なのかですが、正直それを万人の参考になるように全部列挙しようとしたらキャミィの教本が1冊できてしまう量になりますし、ぶっちゃけこれを書いてる人もそれを教えられるほどの立ち回りの知識はありません(これを書いてる人はシーズン1という立ち回りすっとばし時代にダイヤを踏んだので、今ダイヤ目指す人は考えるべきことが多くて大変だなーと他人事のように思ってます)

なので、なるべくなら上級者のリプレイや大会の動画を見て、自分で学んで行ってほしいと思ってます

幸い、ここ最近ウメハラさんを始めとして著名なプレイヤーの方々がスト5にまつわる地上戦の話を動画やブログでアップしてくれているので、それらは大いに参考になると思います

 

 

と、正直自分としてはここで記事を終わらせたいんですが(この先を書くと浅さを露呈しそうだから)、このままだとそれこそゴミアドバイスになってしまうので、立ち回りの選択肢を増やす第一歩となりえるものを提示することにします

まず立中Kの先端が相手の身体に当たる位置まで歩いて踏み込むこと、そしてその位置で立中Kを振ることです(これらは分けて考えたほうがいい)

相手の波動拳ソニックをガードし続けて平気な人がいないように、キャミィの立中Kをガードor被弾し続けて平気な人はいません

基本的に立中Kの先端が当たる距離はキャミィ側が有利です

よって立中Kの先端が当たる距離まで歩く行動は、飛んだりEXフーリガンやスピンナックルで突っ込んでくより遥かにリスク少なく有利を稼ぐ行動になります(歩いている間はいつでもガードができるので低リスク)

 

そこから「歩く→立中K当てる」のリスクを考えます

例えばこちらの踏み込み立中Kにクラカン技を合わせてくるかもしれません

そう思えば立中Kを振る代わりに下がってアローを仕込んだ立強Pを撃ってみるとか

もしくは、相手が大振りなクラカン技を振るなら今度こそその硬直に飛びやEXフーリガンが刺さりやすくなるはずです

 

例えば下がって立中Kをスカして硬直を殴ってくるかもしれません

そしたら相手が下がった分こっちが歩けば、スピンナックル撃つより低リスクでラインを押せたことになります

そして相手が端まで行ったら今度こそ下がることはできないので立中K打ち放題です

もしくはそれを嫌って端に行く前に入れ替えジャンプ等を狙ってくるかもしれません。それはつまり前回の記事で書いた「見え見えの”ガン攻め”行動」を相手がしてくることになるので、きっちり咎めればいいです

 

と、立中Kの距離まで歩くということを起点に考えるだけでも、これだけの選択肢が示せるわけです

これらの選択肢を思い浮かべつつ、また自分でも他にどんな選択肢があるかを考えながら実戦してるうちは、突っ込んで雑魚死することは勝手に減っていくんじゃないかと思います

 

ちなみに、最終的にはこれらの行動を「相手を観察し、相手に合わせて」行えれば強いですが、それはダイヤになって身につければいいです

そこに割く意識の余裕があるならそれは全て対空に割きましょう

ボタンを押さない時間は意識を全て対空に向ける(指をKに置き、左手も対空コマンドを意識する)、それが最優先事項です。次点でゲージ把握(特に相手のVゲージが溜まってるか)ですね

 

まとめると、

・突っ込む代わりに歩け、そして立中Kを相手の身体に当てろ

・そこまでに生じうるリスクを学んで自分の選択肢の枝分かれを増やせ

・意識は対空に向けろ

以上です