初手投げと当て投げ
ここ数日、初手投げ(相手の起き上がり等に投げを重ねること)と当て投げの優位性について話題になってたので、自分もそれぞれのメリットをいくつか書いてみようと思います。
「得られる情報量の違い」のような高度な話は他の方がされてたので、ここではよりシンプルで直接的な優位性を挙げていきます。読み合いとか心理面とかは除外。
(いきなり記事を台無しにしますが、結論から言うと初手投げも当て投げも両方駆使して相手のグラップタイミングを惑わせてグチャらせるのが強いので、理屈は置いといてどっちも使った方が良いです。)
全部は書きれないのでざっくりですけどご了承ください。
【初手投げのメリット】
まず初手投げをするということは、
「相手は初手投げを防がなきゃいけない→相手は初手にグラップをしてくる→こっちの初手投げシケ狩りが有効になる」
ということです。この、初手の投げシケ狩りが有効になるというのがポイント。
なにが良いかというと、一番単純なところではリバサ無敵技をガードできます。
初手グラップを読んで投げシケ狩りを狙ったとき、たまたま相手がパナしてきたらガードしてフルコンです。
毎回小技重ねてから択る人は、毎回パナしを食らってしまいます。
それから、相手のダウンに対して十分な有利フレームが取れている場合、より強力なグラップ狩り行動が出来ます。
シンプルな例はいわゆる垂直原人狩り。
このように、小技ガードからでは間に合わないようなリターンの高いグラップ狩り行動を初手では通すことが出来ます。
他にも、このゲームの強い防御行動である「何か技一個ガードしてから○○(バクステとかバックジャンプとか)」を狙う相手に対し、その行動を取らせる前に投げれるというのも初手投げのメリットです。
この話はこの話題の元となった方?の動画にあったので割愛。
【当て投げのメリット】
当て投げのメリットはリバサバクステやバックジャンプの対策になることですね。
相手の逃げ行動をペチっと止めてそこを投げる。
それから、投げシケ狩りを狙う時に相手の後ろ受け身をしっかり追いかけられるのもメリット。
初手投げシケ狩りを狙う場合、後ろ受け身を追いかけすぎるとその場受け身からの早めグラップを食らってしまうことがありますが、小技ガードさせてから狙う場合はその心配はありません。
※以下マニアックな話
バクステをペチっと止められて投げられちゃうなら、ひたすらバクステを擦り続ければいいじゃない!初手投げも当て投げも回避できて最強!
と思った方がいるかもしれません。それは半分正解で、防御の選択肢の一つです。
ただし、バクステ連打は「相手のカウンター限定コンボを素食らいする」というデメリットがあるので注意。
動画前半はバクステ一回で止めた場合、後半はバクステ擦り続けた場合。
動画後半のバクステ連打は、当て投げを回避できる代わりに繋がらないはずのコンボを食らってしまっているのがわかると思います。
マニアックな話終わり。
【まとめ】
結論は冒頭の括弧書きに書いた通り、両方強いし両方使うのが効果的です。
けど理屈の部分を頭に入れることで、場面や相手キャラによってベストな使い分けが出来るかもしれないので、こういった話も知識として入れておくと良いと思います。